モリブロ

ここ最近はよく悩んでいる。

no job

 転職はしていないのだけれど、最近異動がでて、倉庫勤務となった。今は研修期間なので、ひたすら作業をこなしている。手を動かすだけの作業で考えることがほとんどないため、苦痛な人は苦痛らしいけど、私はなんとかやっていけている。というより、考えなくていい作業を延々と続けていることに、感謝すらしている。こうやって休日になると、どうしても考えてしまう。なんで叔父が死んでしまったのか、考えては暗くなり、想っては泣き、そうして1日が過ぎ去っていく。こんな風に思いつめてしまうということは、結局暇だということなんだろう。大学4年の時、研究するのが嫌になって、ずーっと家にこもっていた時期がある。その時に小説を読んだり、絵を描いたりして過ごしていたのだけれど、どれもこれも自分に義務感を感じさせない。自由気ままに生きるということが私にはとても苦痛だった。そうじゃない人もいるのかもしれないけど、私にはとても苦痛で、やらなければいけないことがない状態というのは、どうにもやりきれなかった。今もそう、仕事の無い日が苦痛でしょうがない。こうやってキーボードをたたいている今も苦しくてしょうがない。本当にどうしようもない。どうしようもないという言葉通り、本当にどうもしようがない。しかし、こんなことは私に限った話ではないのだろう。私以外の人間も、きっと同じように苦しみながら生きている。あるいは、私よりも苦しみながら生きている。私の母親も、姉も、父も、血縁外の人も、誰もかれも地獄を抱えて生きている。仕事がなくなって自分の地獄と直面しなければならないその時、前身の毛穴が開き、悪寒を感じる。けだるさが体中に充満し、食欲がわかない。皆が同じように感じるそんな最悪の時間を今は過ごしていて、きっとこれはいつか薄まる。