モリブロ

ここ最近はよく悩んでいる。

読書

"死にたくなったら電話して"とは何なのか

"死にたくなったら電話して"を4回くらい読んでる。 きっと人には誰しも暗い部分やひねくれた部分がある。自分が集団の中心で仕切っている側だと心地よく感じることも、端にいれば粗を探してしまうし、周りは当然のようにできることを自分ができなければ、夜…

3.永井みみ『ミシンと金魚』

1.『ミシンと金魚』 第166回芥川賞候補には一体どの作品が残るのか、そんな話題が12月のYoutubeを多少賑わせていましたが、どの投稿者も口をそろえて『ミシンと金魚』と仰っていました。本当に、誰もかれもがこの作品を推すので、さすがに気になりましたので…

2.九段理江『School girl』

①『School girl』を読む ②適度にあらすじと適当な感想 ③感想と解釈 3.1.AIと母、母と娘 3.2『女生徒』と本作 ④最後に *追記 ①『School girl』を読む 第166回芥川賞候補作が発表され、皆様好きなように候補作を読んでおられたと思いますが、私は受賞作が発表…

1.中村文則『何もかも憂鬱な夜に』

ここ最近は中村文則さんの作品を多く読んでいますが、今日は6作目の作品であるところの『何もかも憂鬱な夜に』を読みました。中村文則さんは、自身の陰鬱な性格・感情と、犯罪を絡めた小説を主に書いており、からっきしに明るいわけでもなく、無責任な希望を…